ヒロイン – 主演女優

座頭市シリーズの主演女優の中で特に気になる人について紹介します。

① 高田美和
ヒロインといえば まずこの人を挙げなければいけません。
なんと三回もヒロインを務めています。
4(兇状旅)に出演した時はまだ16歳だったようで、フレッシュで溌剌とした演技が印象的です。
ここではお父さんのライバルである若親分に心を寄せる娘、という役どころです。
9(関所破り)では行方不明のお父さんを探す名主の娘、17(血煙り街道)では陶芸家の娘を演じています。

高田美和
高田美和

② 坪内ミキ子
映画を観るまで坪内さんについては名前くらいであまり知りませんでした。
筆者が子供の頃、NHKの連想ゲームに出ていて、いつもニコニコしていて上品で感じの良い方だなー、という程度の認識でした。
映画を観て、改めて素敵な人だなと思いました。
計4回出演してます。
その中でも3(新・座頭市)の剣術の師匠の妹役が一番良かったかな。
清楚で端正な佇まい、しかもどこか儚げな娘。
兄から侍との結婚を進められるが乗り気になれない。
一方で座頭市に思いを寄せる、という役どころです。
6(千両首)では座頭市に兄を斬られた農家の娘、10(二段斬り)では悪党に騙されて女郎屋(≒性風俗のお店)へ売られた娘、17(血煙り街道)では親分の妻、を演じています

坪内ミキ子

③ 三木本賀代
座頭市シリーズの主演女優は何人もいますが、皆さん最初から主演なんですね。
しかし三木本賀代さんは、最初は端役から出演し、ステップアップして最後に主演女優に抜擢された稀有な例です。
シリーズが進むにしたがって、セリフも増えていきました。
オープニングクレジットでの表示も当初は出演者の5~6番目のページでしたが、ヒロインとしての出演作18(果し状)では2ページ目となっています。
その他、9(関所破り)、10(二段斬り)、11(逆手斬り) 、16(牢破り)に出演しています。

三木本賀代

④ 万里昌代(ばんりまさよ)
1(座頭市物語)、2(続・座頭市)、4(兇状旅)とシリーズ初期にヒロインとして3回出演しています。
嫌いな男に付きまとわれるところを助けてもらい、座頭市に恋する娘役を演じています。

万里昌代

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